【JOSÉ#4〜サルサの日〜スペシャールInterview 1】

JOSE vol.4 インタビューDANCER “KOTA( REAL SHIT)”
本日は、アンダーグラウンドとオーバーグラウンドの二つの世界で、縦横無地に踊り倒すHIPHOPダンスシーンには、欠かせない KOTA( REAL SHIT)さんをお呼びしてJOSE 出演者 スペシャルインタビューさせていただきます。

——早速ですが、ダンスを始めたきっかけを教えてください

KOTA:ダンスを始めたきっかけはマイケル・ジャクソンです!

親父が教員で、運動会かなにかの教材で、マイケルのビデオとかを持っていたんです。小4くらいの時期に、”THRILLER”とか”BAD”に出会って、感動して真似して踊るようになったのがきっかけです。

——KOTAさんのダンスシルエットにどことなく、マイケルを感じます(笑)

KOTA:角度とか好きだし、ダンスも好きだけど、ビデオとかすごいじゃないですか、壮大さというか。ゾンビが踊るとか、街で不良がいきなり踊りだすとか、そういうのが衝撃で(笑)

————-(笑)そのエンターテイメント性にも惹かれたのですか?

KOTA:そういうの好きなんですよ。スキルオンリーというよりは、エンターテイメント性も凄く大切。

————-実際にダンスを本格的に習い始めたのは?

KOTA:本格的に始めたのは高校卒業してから。それまで真剣にサッカーをやっていたから、ダンスは文化祭で踊るくらい。あとは周りにHIPHOPを聞いてる人たちが多くて、ZOOとかダンス甲子園とかが始まって、そこから真似してやってみたけど、サッカーを諦めてから、本気でダンスをやろうと思って、幼馴染の連中とチーム結成しました。

———-サッカーの道を諦めた後、すぐにダンスの道へ?すでに好きだったのですか??

KOTA:全然好き!このまま大学に行って、なんとなくやるよりは、好きなことやった方がいいなと思って。予備校とかも行ってたんだけど、辞めて、親にダンスを本気でやりたいと、お願いしますって。

—————ご両親はどういう反応だったのですか?

KOTA:最初はめっちゃ反対してた。

イメージ悪いじゃないですか。昔の時代なんて、不良になるか、サーファーとかチーマーとか、ダンサーになるか、悪い人たちばっかりだし、夜のイメージが強かった。だけど、サッカーをやってたから、プロ意識をしっかりダンスに変換して考えるということで、とりあえず練習でしょ!と。地道に地元でやっていました。

————確か、地元は横浜方面ですよね

KOTA:そうそう。周りのHIPHOP好きが集まってきて、じゃあ地元でやろうかみたいな。

————最初からHIPHOPだったのですか?

KOTA:そうだね。俺らの場合は、音楽も好きだったから。

———-ちなみに、その当時好きだったアーティストは?

KOTA:東と西ぐらいしかわからなくて、SNOOPとかDR.DREとか2PACとかそういう本当に代表的なアーティストだった。横浜は結構WEST SIDE色強くて、NYになってくるとBIGGIEとかNASとかMOBB DEEPとか本当にコテコテなのばっかり聞いてた。(特に)BIGGIEとか。

—————–私もその辺りは大変お世話になりました♡

KOTA:何も分からず、そういう音楽で踊ってました。いろんな出会いがあって、色々教わって理解してきたけど、やっぱりこの踊りを見せたい!と思って、チームを組んでイベントに出るようになって。

———-その当時どんなイベントに出演されていたのですか

KOTA:クラブCHITTA川崎で、その当時”青山ナイト”とか”スモーキンガレージ”というダンサーの登竜門みたいなイベントがあったので、そういうのに行ったりとか、横浜の方のイベントに出演させてもらったり。

——その時からREAL SHITとして活動を?

KOTA:はい。”REAL SHIT DOPE STARS”とかなったり、7人いた時もあったし。まだわちゃわちゃやったりしてた頃ですね。

——そういうの楽しいですね。

KOTA:楽しかったですね。

——その後、メンバーも少しづつ固定されたり、どんどんプロとしての仕事が増えて行くかと思うのですが・・・

KOTA:プロでやっているっていう感覚が、正直ないと言うか。楽しいの延長でやって来たことが、人のためになるというか。そこまで、できているか分からないけど、それで稼ぎたいという意識はあまりないから、結果的にそうなっていっただけですね。

———-クラブシーン以外でのお仕事でも活躍されていますよね

KOTA:初めてのメジャーの仕事は、”サザンオールスターズ”のツアーに誘ってもらったときで。Real Shitへのオファーだったから、めっちゃメンバー同士で悩んで話し合いました。自分たちがクラブでやって来たことと全然違うしなって。全身タイツ着るとかいう噂を聞いてたから、そんなのできねぇ!とか言って(笑)

だけど、チャレンジしてみたらそういう世界もあるのかっていう、芸能の世界の人たちともつながって、メジャーの仕事をするようになって2つのシーンを知って、自分たちの好きなことだけをやるのも、かっこいいけど、違う世界を知ったことで、こういう世界でもちゃんと尊敬できる人に出会えて、凄いなって思ってからは、2つの路線をずっと行くことになりました。

————2つの別の世界で踊ることで、KOTAさん自身の気持ちとか視野などに変化があったのですね。少し話は飛びますが、KOTAさんは、海外とか行かれてたのですか?

KOTA:NYとかに行って路上ライブとかはしてた。

——チームのメンバーで一緒にですか?楽しそうですね。なぜNYを選んだのですか?

KOTA:NYのダンサーといえば、やっぱり*”ELITE FORCE”で俺らも、周りの先輩たちもみんなかっこいいと思ってたし、マライヤ・キャリーが好きだったから。とりあえずNYでしょ!と。

——なるほど。

KOTA:90年代のダンスとかは、やっぱりNYシーンが中心だと思っていて。自分は、POPPINとかLOCKINとかじゃなかったから、LAとかは、2000年代入ってきてからでしたね。R&BとかSTYLE HIPHOPとか、そういうのが流行ってきて。

———-最初はNYだったんですね。KOTAさんは、R&Bをカッコよく踊るイメージがあるのですが、2000年代に入ってからのことなのですか?

KOTA:もともと色んなジャンルを聴いていて…HIPHOPも、激しいのから、歌ものまで色々好きで。その当時はNEWJACKだったり、ゴテゴテのHIPHOPだったりしかなくて、うーん…と思ってた時期に、もっと自分の好きな曲で踊ってもいいんじゃないかという思いが湧いてきて、好きなR&Bの曲で、振り付けてみたら全然いいじゃん!ってなって。

 

でも、そしたら、最初はめっちゃ馬鹿にされたけど(笑)バカにしてきたやつは、出来ないからそうやって言ってるだけじゃん!って。

自分は真剣にやってましたね。

———パイオニアですね。その当時、R&Bで踊る方って周りに誰もいなかったのですか?

KOTA:いないと思うよ、クラブシーンでは。俺らの全盛期は、”BABY NAIL”と”MO’PARADISE”と”HIPNOTIC BOOGIE”と、っていう派閥が上にいて、その下の代だったので、R&Bなんてやってる人一人もいなかった。めっちゃ言われたもん、ステさんからとか(笑)

———————-(笑)こうやって笑って話せてることがKOTAさんの凄いところですね。

KOTA:でも、いいよ!って言ってくれる人たちもいたし、好きって言ってくれる人も出てきて。

そもそも、俺らは横浜だから、ベースが近くて、黒人さんだらけのイベントとかも行ってたから、そういうところに行くと、男はみんなセクシーだし、ダンスをガツガツ踊ってるだけじゃなくて女性と一緒にみたいな。コテコテの黒人さんたちって好きじゃん女が。

R&Bってそういうとこかなって。

———-いいお話ですね。ダンスって、どうしても練習しすぎると、アグレッシブで、スポーティーに技術を追い求めてしまいがちですが、やはりダンスがスポーツではないと言われる所以というか、大切な部分でしょうねきっと。

ダンス人生で、ステップアップしたと実感したキャリアはなんでしたか?

KOTA:MISIAやらせてもらった時かな。

————-MISIAのきっかけは?

KOTA:結構前に、”YOU GOT SERVED”の日本版みたいなのを撮ったの知ってる?WE GOT SERVED”っていう、めっちゃ!パクリなんだけど(笑)それを、MISIAの事務所が制作してて。俺、撮影の日に、衣装をめっちゃキラキラさせていったんだよね(笑)錚々たるメンバーの中で、目立ってナンボでしょっと思って(笑)そしたら、社長が「あいつキャラいいな!」みたいになって、後々呼んでくれたんだよね。DVDに出るきっかけとかは、ステさんとかTAKUYA君とかU-GEさんとかが声かけてくれたと思うんだけど。そっからかなあ。

———キラキラがMISIAバックダンサーへのの狭き門を切り開いたのですね

MISIAのように、クラブシーンのダンサーをそのまま起用するアーティストさんって全くいなかったし、クラブシーンの人たちが、一流のアーティストの人たちに付くという形がすごくいいと思っていたので。

それに、いろんなジャンルのプロフェッショナルの人たちに会えたことで、それまで、他のジャンルは毛嫌いしてたけど、かっこいい人たちを見て、ジャンル分けすること自体がおかしいと思うようにもなって。色んなことを取り入れて、自分のスタイルにつなげるきっかけになって。

HOUSEだったり、LOCKINのセイジ君とか、HIROSSYさんとか、WaDooさんHIROさんとかもそうだし、YOSIEさんとか⚪︎違ったジャンルの方々の動き方とか、姿勢を見ることでダンス観がすごく広がりました。

——-その後は何か活動に変化はありましたか?

KOTA:そうそう。MISIAでお世話になっている人たちを集めて、この感じをクラブシーンでもっと見せるべきだ!と思って、GOLD RUSHというユニットを自分主導で作って、ちょっとの期間活動しました。

U-GEさんとか、TAKUYA君とかとMANKYさんとかって、それまであんまり交わらなかったんだけど、一緒にやって見たときの新たな科学反応とか、すごく面白かった。

————-そんなパイプ役も務めていたとは!

KOTA:そういう人を集めたりするのが好きでした。イベントも自分でやっていたし。

———活動的なKOTAさんに、ズバリこの質問”ダンスを続けてこれた秘訣はなんですか?”

KOTA:本当に好きで楽しいからかなぁ。そうやって決めてやっちゃったから。辞める理由もないし。

———-HIPHOPは、90年代から現在に至るまで、音楽もダンスもかなり変化したと思うのですが、それでも変わらぬ思いでしたか?

KOTA:OLD SCHOOLとか、土台がしっかりあって、基礎からの発展っていうのがあって、基本は変わらないけど、POPPINとかも。だけど、HIPHOPはどんどん変わっていくじゃん。俺が思うのはスキル重視なものから、時代の変化に伴って、魅せるというか、みんながやれる、キャッチーになものになっていったという感覚はある。あってるかわからないけど、俺はそう感じるもの。

———-音楽が変われば、ダンスも、必然的に変わってきますよね。

KOTA:そうだね。トラップとか嫌いじゃないけど、踊るとなったらちょっと違うというか。

もうオヤジだから、やっぱり90年代が好きだけど、今のシーンも俺は全然いいと思うよ。情報量も多いし、人口も増えただろうし。ただ、後は質だよね。若いダンサーの子達も上手い子いっぱいいるし、でもその中でどこに着地したいのかなっていうところじゃない?

俺らは、ショータイムしかなかったから、クラブシーンでは昼のイベントなんてなかったし、ナンバーとかもなかったし、とりあえずチームとして、ゲスト取りたいとか、そういう明確なもので、突っ走ってたけど。今の子達は、個人でやりたいのか、稼ぎたいのか。二分化されていて、ドライな部分も結構あったりする、人間関係の付き合いもあんまりないとか、わからないけど。それはそれで、今の時代だからいいのかなと俺は思うよ。

——————HIPHOPそのものが時代を反映するような踊りなんですね。きっと。今はどんなアーティスの方の音楽を聞いてるんですか?

KOTA:難しいですね、全般聴くからなぁ。90年代は、必ず聞いている。ちょこちょこ今のトラディスとか、聞いとかなきゃな~みたいな。わからないけど(笑)

———では、好きなアーティストベスト3!R&Bも含めて教えてください

KOTA:ええ~!それ難しい!それ言える?。あ~まあ言えるか。でも、時期によって変わったりもしちゃうからなぁ。

——-みんなに聞いてほしい、HIPHOPを知らない人にオススメしちゃう!これなら!

KOTA:NASは外せないでしょう!BIGGIEもそうかなぁ~。だって、そうだもん…。あとはTRIBE(A TRIBE CALLED QUEST)とかじゃない?

————R&Bではどうですか?

KOTA:やっぱり、R.KELLYとかJOE、AVANTとか…。挙げれないな…いっぱいいすぎて!

————KOTAさんが好きなダンサーはどうですか?

KOTA:SEIJI君、FRESH SEIJI君好きだし、HIROSSYさん、めっちゃ好きだった。あの人、めっちゃ近いものがあったな。

———KOTAさんとお話してて、HIROSSYさんと何か共通するものを勝手ながら感じます(笑)

KOTA:エンターテイナー性があるのに、スキルもあるみたいな。クセがあるけど、それはみんなお互いそうだから。

——-ところで、お話はガラリと変わりますが。ラテンミュージックやダンスに触れたことはありますか?

KOTA:触れたことは全然ないです。好きですけど。見てて羨ましいとは思う。海外の人とかペアとか、みんなできるし。LINKとか。すごいな~かっこいい!って思って。ちょっとサルサステップを習ったみたいなのもあるけど。ちゃんとレッスンとかいった訳じゃないけど、学んだみたいなのはあるよ。

————-毎回皆さんに聞いている質問なのですが、自分の好きなジャンルとラテンとの関わりみたいなのって感じたことってありますか?

KOTA:発祥はキューバだっけ?

NYスタイルになった時ってR&Bとかジャズとか取り込んでいるから。ブラックミュージックとしては、その枠には入っていると思う、というか一緒じゃん。

 だから、HIPHOPをやってるとちょこちょこラテンのことは耳にする。そういう意味では、羨ましいけど。入りたいけど入れないお店みたいな感じではあった。

—————-意外と自分の中で遠くはないみたいな感じですか?

KOTA:そうだね、遠くはないと思ってる。ただ、やってみたら遠いのかもしれない。

———3/3もぜひ!サルサ!!!

KOTA:踊りたいけど、踊れるかな!(笑)自分の考えるサルサしかできないというか…

(踊りだすKOTAさん)

———-あ!(笑)まさにそれです!

KOTA:こういうのしかわからない。笑

———流石ですね(笑)

KOTA:ステップと言ったらHOUSEの感じを、少しこうねっとりさせればいいのかな?みたいな感じかなあと。

———めちゃめちゃ動き見抜いてます(笑)

今回、JOSE(ホセ)の出演オファー受けてくださいましたが、どんなお気持ちでしたか?

KOTA:不安と期待!(笑)知らないものに入っていくって、勇気がいるけど、面白いじゃん、チャレンジするのは。後は、ホストが好きなダンサーだから。そこが一番でかいかな。やっぱ、いいなって俺は昔から思ってたから。

————-まさかそう思ってくださっているとは恐縮すぎます

KOTA:だから、その世界観を体感してみたいなという感じかな。

でも不安でしかないです。本当に大丈夫かな?と(笑)

———-JOSEへ期待するイメージはありますか

KOTA:音と踊りとお客さんとの一体感があるんじゃないかな?っていう期待がある。サルサってそういう感じでしょう?みんな情熱的なのかな?とか。

———-(笑)いやあ、もう、情熱的です!はだけてる人とか(笑)いろんな人が来てくれます。音楽やダンスファン以外の人も来てくれます。みんなにKOTAさんのダンスを見てもらえるのが嬉しいです。

最後にJOSEに来てくれる方に一言お願いします。

KOTA:自分も初めてなので、お互い自分のマインドを開放して楽しめたらいいんじゃないかなと思います。僕もそうしたいな!と

————ありがとうございます!!最高のコメント!!2019.3/3のJOSE vol.4 後3日に迫って参りましたが、本日は、お忙しい中、とても素敵なお話ありがとうございました。KOTAさんのダンスの魅力の謎に迫る45分間となりました。

【KOTA (from REAL SHIT)】
REALSHITとして活躍
JOE ,BOYZ2MEN,
THE ROOTsなどの
フロントアクト
ダンサーズクラシックス優勝
2007ダンスアライブ優勝
<TOURバックダンス&振付>
LL BRTHER
W-inds
MISIA
加藤ミリヤ
清水翔太
その他
都内、横浜のCLUBなど
でユニットとしても
活動中
JOSE vol.4
インタビュー:DANCER “KOTA( REAL SHIT)”
インタビュアー:ダーリン.saeko
インタビュー場所:渋谷の雑踏
【JOSÉ#4〜サルサの日〜スペシャールInterview 1】