【JOSÉ#3〜サルサの日〜スペシャールInterview 1】

ゲスト: OMSB
インタビュアー: ダーリン.saeko
協力: JUNCO

ずっと背中を追っても、追っても追いつかない常に噂のあの子、ラッパーOMSBさんに、去年に引き続き、年々ヤバくなる秘訣と最近の動向と2018年についてお話を伺いました。

Q.常に噂をされてるOMSBさん。しかし最近のOMSBさんは、マジヤバイ!との評判の声が高くなりすぎて、もう耳鳴りみたいです。

何かここ1年で変化はあったのでしょうか。アルバム制作すると聞いていましたが。

OMSB「制作は、進めてはいるんだけど、進んではいない感じです。すでに二枚アルバムを出してるんですけど、二枚目を出したあたりから、ライブに力が入ってきて。」

Q.一枚目の時は、制作物として作りこんだ感じなのでしょうか。

OMSB「ライブは常に、気合入れてやるしかない感じなんですけど、どこに気合をいれていいのか、わかってなかったんです。二枚目を出すあたりから、わかってきて。こういうところに面白くする要素を足せるなーとか。」

Q.それはライブに限らず、アルバム制作の現場においてもですか

OMSB「ライブは、常に気合入れてやるしかないですけど、どこに気合をいれていいのか、わかってなかったのが、二枚目を出すあたりから、わかってきて。ここに、面白くする要素を足せるなとか。」

Q.技術とは?具体的に教えてください。

OMSB「作詞の力とか、アドリブとか、気の抜き方とか、単純に舌の回りとか。」

Q.まさに、音楽をする上で必要な技術ですね。

OMSB「もし、今、前の音源と今を聴き比べることがあったとしたら、ぱっと聞きで全然違うとわかるくらい変化したと思います。自覚してます。」

Q.自覚されるほどというのは相当ですよね。何かトレーニングとかしたのですか

OMSB「一応してますけど、単純にライブの回数が多かったですね。一回、一回のライブで出し切るというのをやって来たんで。」

Q.それはご自身で意図的にライブを入れていった感じですか?

OMSB「自然と呼んでもらう機会も多くて。」

Q.3枚目のリリースは、いつ頃なのでしょうか。

「年内の予定です。」

Q.コンセプトは決まっているのですか

「一応、固まってきていて、でもやっぱり、一枚目と二枚目とまた違うものを出したいから。

結局、ずっとそうなんですけど、
自分のことしか歌えないんですよ。イメージしたもので、歌詞が書ける人もいると思うんですけど、自分は自分のことしか歌えない。
自分の生活の中で何か起こらないと、書けないから、それが制作の中で一番時間がかかる部分だと思う。」

Q.なるほど、待っている感覚ですか

OMSB「出来事を作っていくしかないというか、嘘ではなくて起きてしまったことで、作っていかないと難しいから。」

Q.貯める時期みたいな。自分で積極的にインプットしていることってあるんですか

OMSB「凄いバカっぽい答えになるかもですが(笑)

二枚目を出すときまでは、本とか全然読んでなかったんですけど、二枚目を出した後くらいから、急に本を読みたくなって。実際に読み始めてので、歌詞にも何か変化があるかなと。」

Q.ちなみに、どんな本を読まれているのですか

OMSB「花村萬月さんって人のは面白くて、結構読んでたんですけど、一作だけお薦めはしないけど、俺的にはトラウマみたいな本があって(笑)いい意味でも、悪い意味でも。」

Q.タイトルは??

「鬱」

—-笑 凄いのきましたね。

OMSB「ライトな気分で読んでたんですけど、なんだろう・・・本人が思っていることをいろいろと、主人公に言わせまくってる感じで。周りの体裁とか気にせず、とりあえず吐き出したんだろうなっていう。

だから、小説なんですけど、主人公の思考で100ページくらいいっちゃうんですよ。頭おかしいなーって。」

Q.以前OMSBさんとお話した時に、何か人間腐ってるくらいの人の方が面白いって言っていたのが印象的だったんですけど。

OMSB「そうですね。その方が、嘘くさく見えないっていうか。本当にこんなに綺麗な人いるのかっていうような小説をみると、んー、本当かな?って思ったりしちゃうんですよね。」

—-大変興味深いですね。

Q.ますます楽しみな3枚目のアルバムのコンセプトを教えてください。

OMSB「一枚目は、全部ひっくり返したいっていうのがあって、”破壊”っていうのが根底にあって。その頃、ちょっと腐ってたんで、今も腐ってるんですけど(笑)、だから「鬱」みたいな本にもシンパシーを感じるんでしょうけど。

二作目は、”再生”っていうのをテーマにしてました。」

Q.ちなみに、一作目の「ひっくり返したい」というのは、どんなことをですか?取り巻く環境.それともHIPHOPのシーンとか?

OMSB「全部ですね。

どっちの作品もなんですけど、最後の曲が頭にきてもいいような作品になっていて、意味付けが結構似ていて、一回聴いて、またもう一度、聴くと、また違って聞こえてくるみたいな。何回も回って聴けるみたいな、堂々巡り的な。」

—–へぇー!!めちゃくちゃ面白い。ぜひ、聞いてみます。

Q.ちなみに、それは、一作品目も二作品目も一貫していることなのですか

OMSB「はい。これは通してやりたいなって。
そういう意味で、ひっくり返すというか。」

—–なるほど!そこにも表現が掛かってるんですね。

OMSB「曲調で言えば、一曲目は一曲目だし、終わりは終わりなんですけど。」

Q.そして、3作品目のコンセプトは?

OMSB「”ダサい”っていう」

—-笑

OMSB「自分も随分、人目に触れてないところでダサいことやってるっていうのは、誰でもそうだと思うんですけど(笑)

人目に触れるところでも、やってる可能性あるし、っていう方が、身近なんじゃないかなって。自分のやっている音楽はとっつきにくいかもしれないんだけど、聴いてみたら、いや意外と、これのことって俺のことかもって思わせたら、まぁ、それってポップだなって。」

—–なんだか、そのテーマは、凄い今の時代感を感じますね。SNSの作られた世界への反逆というか。

Q.この作品を作った後、もしくはその過程でやりたいことってあるんですか?

OMSB「高い目標というのはあるんですけど、まずはこれを作らなくちゃっていうのがあって、うーん。。なんだろうな。今はこれ以外がやる気になれないんで、やっぱ金もどんどんなくなっていくんで、これが上手いこと乗ってほしいなって。」

Q.HIPHOPでウマく乗っていくってどんなことだと思いますか?

OMSB「内容っていうよりも、カリスマ性の方が来ちゃってる気がして。俺はなんか、それがしっくりこないんですよ。」

—なるほど。

「カリスマ性がどんだけあるやつよりも、ヤベーの作ってるなっていう人はいっぱいいると思うんですよ。
だから、なんていうか、表面的になっちゃってんなって思ったりするんですよ。
心掴んだもん勝ちなのも、わからなくもないんですけど。 」

Q.以前、OMSBさんと話していた際に、HIPHOPってわかり辛い音楽っていってたけど、意識的に多くの人に聴いてもらえるような仕掛けはしてますか

OMSB「今作ってるのはそうですよね。というか、今までも、これが一番カッコイんだから、届くに決まってるっていうつもりで、やってきたんだけど、ただそういうワケにもいかないというか、自分の音楽というか、曲調が世間的によく聞かれるような音楽ではないっていう意味で広がり辛いっていうか」

Q.それに対して、何かトライしていることってありますか

OMSB「旬に正直にというか。今これが当たってるからやろうというよりも、自分がいいなって思っているものをドンドン練っていって、違うものにして出すというのをやりたいなって。」

—-それであの誰も真似できないフローになっていくのですね。

OMSB「いつか引っかかるんじゃないかなって。前よりもっと、このやり方で、引っ掛けたいと思ってます。」

Q.そういう意味で、三作品目は、新たな仕掛けとか考えているんですか?

OMSB「シンプルに自分をよく見てもらいたいので、客演を控えようかと。」

Q.客演ですか?

OMSB「HIPHOPのアルバムって、いろんなアーティストの客演があるんですけど、今回はRAPの客演はなしにして見てもらおうって言うのと、楽器がもうちょいあったらいいかなって。」

—-うわぁ、みんなの心を鷲掴み企画ですね。めちゃくちゃ楽しみです。

Q.普段ラテンミュージックって聞きますか?

OMSB「職業柄というか、HIPHOPなんで、曲を作る人っていうのは、何でも聴くと思うんですけど」

Q.サンプリングというか?

OMSB「そうですね。レコードを聴くんですけど、いろんな幅がほしいので、そういう意味で聴いてます。好きな雰囲気ではあるんですけど、違いがわかり辛いというか。

ただ、そん中でもハマものは、すごいハマるんでそういうものを見逃さないように、定期的に聴いてます。」

Q.好きなラテン系アーティスト、ラッパーとかはいますか?

OMSB「ラティーノ系ラッパーで好きなのは、*サイプレス・ヒル。」

—–あーーー、カッコいいですよね。。

OMSB「カッコいい。」

Q.HIPHOPとラテンってどこか共通すると感じる部分はありますか?

OMSB「結構漠然としたイメージですけど(笑)アウトローっぽいですよね。」

—-へぇ、めっちゃ面白い。

OMSB「俺はしないですけど、TATOOやWEEDとか、その辺のカルチャーは、ラテンもヒップホップも結構近いかなって。ある気がするんですよね。」

—–うんうん。共感♡

「すごい陽気なことやってても、怖い人は怖いなって感じるところが、ラテンにもあるなって。」

Q.やっぱりその怖さは魅力的ですか?

OMSB「そうですね。自分ができないからかな。明るい中にも憂のある曲っていうのがありますよね。見た目を抜きに、持っているやつは持ってるんだなって。」

Q.興味深いコメントをいただいたところで、最後になりました。JOSÉ3サルサの日にむけて、一言いただけますか

OMSB「まぁ、自分のHIPHOPしかやるつもりなく行くんで、それで、どこまでラテンを感じてもらえるかなって。

大儀見元さんもいるっていうのを含めてですけど、HIPHOPで乗ってもらえるかっていうのを挑戦したいんで。」

—–いやー、シビれます!最後の言葉!!
めちゃくちゃ楽しみです。本当に。3枚目制作過程の貴重なOMSBさんのライブ、しかも今回初の大儀見元さんとのセッション。かなりドキドキです♡今日はお忙しい中インタビューを受けてくださってありがとうございました。

これからも、背中ピタッと張り付いて、動向をチェックさせていただきます。ますますの活躍から目が離せそうもないです♡3/3 JOSÉ(ホセ)サルサの日 22:10〜 のLIVEお見逃しなく!!!

*サイプレス・ヒル
アメリカ カルフォルニア州で結成されたHIPHOPグループ。スヌープ・ドックがクリエイティブ・チェアマンを務める。
【JOSÉ#3〜サルサの日〜スペシャールInterview 1】