José(Japon Organico Salsa Erotica)~Salsaの日~vol.2 Entrevista #10 DJ KENBONITO

今年も去年に引き続き、思わず興奮で絶叫が止まらない豪華アーティストの方々のパフォーマンスに感動しっぱなしとなったUWSTO.

JOSEの余韻をもう少し楽しませてというわけで、イベント終了後も出演者の方々の旬なVoiceをお届けするJOSEスペシャルインタビュー企画#10!! 

今回はGEN CON KENよりラテンの世界に突如として現れた突然変異的スーパーラテンDJのKENBONITOさん(以下KEN )に、お話しを伺いました!

DJ KENBONITO

ーーーーーヒップホップのダンサーだったKENBONITOさんが、DJをするようになったきっかけを教えてください

ken:ヒップホップってダンスだけじゃなくて、DJもあって、RAPもあって、そもそもヒップホップそのものに惹かれていて、それで10代の頃ダンスを始めて、自然とDJも始めて。

dream warriorsdream warriors

ーーーーーヒップホップDJからどうやってラテン音楽に出会っていくことになったのですか

ken:ヒップホップが好きだった時代もサンプリングでかかるラテンな音楽にいちいち反応してて(笑)

10代の頃初めて作ったMIXテープの1曲目がQuincy JonesのSoul Bossa Novaをサンプリングした曲で、*Dream Warriors って確かそんな名前(笑)のね、結構マニアックなグループで。

*Dream Warriors=カナダ出身のKing LouとCapital Qによるヒップホップデュオ。

ーーーーーヒップホップの入り口からラテンに出会われたのですね。実際に09年には、キューバにも旅されたりなど、大きくラテン音楽へとシフトしていくきっかけは何だったのですか

quanticquantic

ken:UK出身の*Quanticって言う大好きなアーティストがいて、彼の作る音楽に本当に心を揺さぶられて。

初期の作品は全然ラテンじゃなくてジャズやファンクやソウル。それを彼なりの手法で当時のクラブシーンにフィットする曲に仕上げてて。そんな彼が徐々にラテンの方向にシフトしていって08年くらいにラテンのアルバムを出したの。ファーストアルバムから虜になって、それと同時期になぜかダーリン・SAEKOもキューバに行くとか言い出して(笑)まあ、自分も行くしかないでしょ!

*Quantic=(クアンティック)別名Will Holland。世界中から注目され続けるイギリス生まれ、コロンビアに7年滞在。現在ニューヨークを拠点とするミュージシャン、プロデューサー&ミュージックセレクター。

ーーーーーヒップホップをかけていた時代とラテンをかけるようになってから、音に対する反応とか聞くこと自体に変化はありました?

ken:やっぱりリズムを意識するようになったと言うか、意識せざるをえないよね、ラテンって(笑)

ヒップホップをかけてた時は、とにかくキックとスネアがガッツンガッツンでベースがブンブン低音重視!

でも今は、どの音楽聴く時もリズムとメロディーが気になっちゃう♡

ーーーーーこのあたりで実際のプレイについてお話しを伺いたいのですが、ずばり憧れのDJの方はいるんですか?

ken:MIXテープ全盛期の時代があって、

ーーーーーあの有名なKENBONITOさんが”川口のオタク”と呼ばれていた時代(笑)

kid caprikid capri

ken:そその頃に活躍していた*キット・カプリっていうDJの人のスタイルにかなり影響された!

とても独特なスタイルで、レコードをターンテーブルの横に裸のまま何十枚も山積みにして、次々に美味しい部分だけ8小節とかで、曲を変えていくの。

*KID CAPRI・ブロンクス出身のヒップホップDJ・MC・プロデューサー。煽りのMCとレコードを数秒ごとに素早くつないでいくクイックミックススタイルで世界中のヒップホップファンから愛される存在

ーーーーーすごいですね!!!!!???

ken:本当すごいですよ。しかもDJ中にシャウトしたりしてそのスタイルがすごく話題になって。大好きだった。

ーーーーーぜひKENBONITOさんの”シャウト”姿も見てみたいです♡今でも彼のスタイルがKENBONITOさんの中で受け継がれているんですね

ken:はい、もちろん。カットインといって、いきなり曲を変えちゃう。徐々に変えるスタイルとか、いろいろあるけど。

ーーーーーテンポとかは?

ken:合わせたり、合わせなかったりで。

ーーーーーへえ、悪い方ですね~(笑)

ken:今回のJOSEの時も、マカレナからテキーラからその後のつなぎの時は、かなり素早くチェンジしたりして。

ーーーーー音楽の変えるタイミングとかにこだわりはありますか?

ken:音楽のキリのいい部分とか,ブレイクの部分で変えてます。

ーーーーーKKENBONITOさんの言う、”きりのいいタイム感”って、ダンサーだった頃のことが影響してたりとかしますか?

ken:影響はあると思うよ。結構DJする時ダンサーのこと考えてる。

ーーーーー具体的にダンスをしている人と、DJやミュージシャンの方と音楽の感じ方が違うなと思ったりすることはありますか?

ken:この曲のこの部分がカッコイイとか、いまいちだなって言うのはそんなに変わらないんじゃないかな。
ただ、ミュージシャンがその曲に惹かれる部分ってDJやダンサーが惹かれる部分とは少し別な気はする。なんとなくだけど、ミュージシャンの人は数学的に音楽を捉えることができる人達って印象。

DJやダンサーは感覚的、情緒的に音楽を感じる人が多いのかなと。

ーーーーー日本のDJの方で好きな方はいますか?

ken:DJ MUROさんは聞きたい♡ラテンのMIXテープとか影響受けました。

もちろん、ラテンの部分だけでなくて作る曲もかっこいいしラップもかっっこいいし♡♡

ーーーーーDJとして、ここは誰にも負けないつもり!!な部分を教えてください

ken:なんか、あるんだろうね。心がけてることは、お客さんのテンション下げずに踊らせたい!!っていうことかな。

ーーーーーDJとして目指しているものってありますか?

ken:DJは人の音楽をかけて簡単に見えるど、けっこう難しくて。

その曲を生かすも殺すもDJによると思っていて、タイミングもそうだし、そこまでもってくまでのドラマというか、どうもっていったかでお客さんの感じ方が全然違う。

その曲自体がかっこよくなくても、かっこいい曲とかっこいい曲のあいだに挟んだら、かっこよくなる曲っていうのがあって(笑)

なんか俺がかけたらその曲がかっこよく聞こえちゃうっていうマジック欲しいですよね(笑)

ーーーーーなるほど!!

ken:あとは、いろんな曲かけたい。

ーーーーージャンルにとらわれない縦横無尽の面白さ、新世界を創り出してしまう魅力をお持ちのKENBONITOさんの揺るぎない”ど真ん中”とは、一体どこにあるんでしょうか?

ken:うーん、時期によって違うんだよなぁ。

ーーーーー毎度DJのプレイが変化するというか、なにかとても新鮮なものに出会う感覚になるのですが、そのあたり意識をされていることはあるのですか?

ken:意識してるのは、やっぱりタイミングかな。物凄いベタな曲や、めちゃくちゃ流行って聞き飽きたっていう曲でも、このタイミングでこんなつなぎをしたら物凄く新鮮に聴こえてテンション上がった!って言うマジック(笑)後ストーリー性かな。

ーーーーー今から、少し今回のイベントJOSEに関してお話しを伺いたいのですが、今回のJOSE VOL.2では、イベントの間ずっとKENBONITOさんにDJをしていただくという大役を務めていただきましたが、普段とはまただいぶ違いましたか?

ken:やっぱり大変だよ(笑)

でも、JOSEも2回目だしROMANTIC BABALUとかでもいろいろやらせてもらえて、LIVEとLIVEのあいだの雰囲気にだいぶ慣れてきたので、以前ほど苦ではなくなってきて(笑)今回はすごくやりやすかった。

今回のJOSEみたいに、いろんな方面のお客様が来ているパーティーって面白いじゃん。

全く別のジャンルの人たちが集まっている中で、そこにいる全員が一瞬でもあっ、いいね。いい曲かけるね。いいつなぎするなって思ってくれたら嬉しい!!

ーーーーーぶっちゃけ”JOSE”のDJってやりやすいですか?

ken:すっごいやりやすい。他の現場だと、やっちゃっていいのかな?みたいに遠慮してしまう幅広いラテンものがかけれる♡

例えば、ラテンをかけた後でスペイン語ラップガンガンのヒップホップに移行していくようなこととか。

ーーーーー”JOSE”にかけたい曲!KENBONITOさんのキメチューン教えてください!

ken:こないだね、JOSEに向けていろいろ探してた時に《これ!》あったなーって思い出してね。

*ピンプス オブ ジョイタイムっていう人たちの’BONITA’っていう音楽なんだけど、

普段はロックとかブルースみたいなんだけど、ヒップホップみたいなことも突然いれてきたりして、これいいじゃん!!みたいになって。

ーーーーーいい名前のグループですね(笑)


(しばらく音楽に聞き入る)

ーーーーー。。。しびれますね。

ken:これはね、CENTRALさんのLIVEが終わって1曲目にかけたん曲なんですよ。

ーーーーーやっぱりキメ曲は、いい時間にかける感じなんでしょうか。DJの時ってどこのタイミングでこの曲かけたーみたいなのって大体覚えているものなんですか?

ken:だいたい覚えてるよ。大枠は決めて、イベントによって雰囲気違うから予想しながら。

だから、来てくれるお客様の層はすごく気になる。

ーーーーーKENBONITOさんの”JOSEの好きなところ”を教えてください

ken:JOSEって、あの空間自体が一つのサルサバンドみたいな気がしていて。

サルサのライヴとか見ててよく思うのが、滝壺の中に放り込まれた感覚がして、もみくちゃにされるみたいな。それって、あらゆる楽器がさいろんなリズムでいろんな音を出してくるだと思うのだけど、そういう感覚に陥った。お客さん1人1人が、体内にあるグルーヴを発していてうねりみたいに混ざっている感じというか。やぱっり、素晴らしイベントだと思いました。

ーーーーー今回も1回目に続き、”GEN CON KEN”イベント出演していただきましたが、ユニットに関して結成した経緯、その時の気持ちを教えてください。

ken:経緯はダーリンSAEKOの一声(笑)それまで僕のDJで大儀見さんが太鼓叩くなんて想像もしてなかった。

コンガでのセッションかと思ってたら、カホンやジンベ、ティンバレスと物凄いセットを用意してくれて「高い音から低い音までなんでもいけますよ」って(笑)

これは色々楽しい事できそう!って思って。今回はスネアまで用意してもらえて(笑)

ーーーーーGEN CON KENのコンセプトというか特徴、それからセッションに関して意識されているところを教えてください

ken:大儀見さんがダンスミュージック、クラブミュージックで叩くようなプレイって普段なかなか観れることが少ないのではないかと。本番当日まで、一切打ち合わせなし、シンプルな四つ打ちのループが大儀見さんの多彩な音色とリズムで自然とラテンになっちゃうって言う(笑)

ーーーーーOSE VOL.1とJOSE VOL.2では、何か変化されましたか?

ken:大儀見さんのプレーに予想が少しずつつくようになってきたので、いろいろ挑戦できたのかな。次回はさらに面白いことができそうだねと話しているところ。

ーーーーーどのようなシナリオを描いてセットを組まれているのですか? 

ken:一番意識しているのは展開、なるべく大儀見さんの流れを止めないように気持ち良く切り替えできたらいいなって。

難しいけど、これってダンサーに対してDJする時と同じような感覚で、曲が切り替わる時も気持ち良くステップ踏んでて欲しいなって。あえてスムーズな展開を無視する時もあったりするけど、2人が分離せず、1つ塊となってその空間を演出できるように意識してる。

ーーーーー今回は一回目と違い、MC(ラップ)の方たちとか、ダンサーの方たちとのセッションがあったと思うのですが

ken:今回は、セッションがあったことが流れの要になっているよね。

ーーーーーイメージの中で起承転結とかはあるのですか

ken:ある。でも、当日の対応とかとのせめぎ合い(笑)大儀見さんのソロも入れたいしね。

結局はお客さんのテンションを下げさせずにどこまで行くかっていう。

ーーーーーそろそろインタビューが終わりに近づいてきたところで、大儀見さんから質問をいただいております。《KENBONITOさんがご自分が亡くなられた時に、お葬式でかけて欲しい音楽はなんですか?》

ken:あの曲しかないですよ。

ーーーーーもしかしてあれですか?

ken:こないだやり遂げた大仕事。SALSA SWINGOZAの”OGUN” REMIX

ーーーーー私もKENBONITOさんとは、仲良くさせていただいてだいぶ長いですが、なんというか、かなりドキドキした時間でしたね

ken:(二人ともしばらく想いに浸る)

あれが自分自身だなって、あの曲自体が。

ーーーーーそれはとても意味深い言葉ですね・・・・(笑)
それでは最後の質問です。JOSEオーガナイザーのダーリン.saekoさんとは15年来のつきあいだと思いますが、ずばりダーリン.saekoとはどんな人?

ken:まあ、大人になりましたね(笑)

基本はやっぱり変わってないけど。僕にとっては、恐れている存在。強引すぎて(笑)

ーーーーー笑

ken:やるっていったら、やるっていう頑固さと、周りをひきづりこんじゃうっていう(笑) 

やる事が突拍子もないから、僕は怖くて怖くて。着信があると一瞬出るの躊躇しちゃいます(汗)頭のなかをなんとか理解して具現化しようとするのが本当に大変で(笑)

でも、なんか素敵な人ですね。並の人間では理解できない宇宙人的な魅力かな(笑)

ーーーーー♡♡♡笑 いらぬことを聞いてしまいました(笑)。。。すみません。。。

ということで、本日はお忙しいところ、大変面白いお話をありがとうございました。

今後も、KENBONITOさんの素晴らしい作品を世の中に届けていけるよう精進していきたいと思います。

インタビュー:KENBONITO
インタビュアー:ダーリン.saeko
協力:間所直哉
企画 UWSTO

⭐️KENBONITO
KENBONITO
DJ兼トラックドライバー。

HipHopダンサーとしてクラブイベントやストリートダンスを中心とした舞踏集団“NATURAL MOVEMENTZ”の一員として舞台公演に参加。

日本を代表する伝説的ラップユニット「雷」のMVに出演、ラッパー“KREVA”のバックダンサーとしてロッキンジャパンフェスに参加するなど、アンダーグランドからメジャーシーンで暗躍。
抜群のセンスとオタクを地でいく独特なダンススタイルに熱烈なファンを獲得。
突如09年のキューバへの旅をキッカケにLatin音楽にどっぷりハマり、SalsaはもちろんRumbaやSanteria等AfroCubanミュージックをクラブでかける日本では数少ないDJとなる。
ダーリンSaekoのダンスshowcase用音源エディターを10年以上務める。その彼女をキッカケに大儀見 元 氏と出会い、昨年“Salsa Swingoza”のアルバム「Cantando」に参加。名曲「Ogun」をRemixする。現在は大儀見氏とのDJ×Percussionユニット、“Gen con Ken”を結成。密かなるクラブラテンミュージック革命が注目されつつある。

José(Japon Organico Salsa Erotica)~Salsaの日~vol.2 Entrevista #10 DJ KENBONITO