José(Japon Organico Salsa Erotica)~Salsaの日~vol.2 Entrevista #1 南條レオ(CENTRAL)

今年も去年に引き続き、思わず興奮で叫んびたくなるような演奏パフォーマンス必須となりそうな豪華アーティストの方々に出演していただけることになり、すでにワクワクとドキドキ止まらない日々を過ごしているUWSTO。

さてこの度は、当日のLIVEをさらにもっと深く堪能していただけるよう、出演者の方々の旬なVoiceをお届けする貴重なJOSEスペシャルインタビューを企画を実現してしまいました!!

というわけで本日は”CENTRAL”からメンバーの南絛レオさん(以下レオ)にお話を聞かせていただきました。

南條レオ氏

ーーーーーCENTRAL(セントラル)誕生の経緯を教えてください

レオ:実は僕はオープニングメンバーじゃないんですよ。なのでそこは全然わからなくて。別のベーシストの方がいたんです。

ーーーーーえ???????はじめから、すみません。詳しくお聞かせください。

レオ:最初はお客さんとしてよく遊びに行っていたんです。そしたらある日ベーシストの方が抜けたタイミングでメンバーの方に誘われて・・・・

ーーーーーCENTRALに出会うことになった経緯は?

レオ:当時よく遊びに行ってた西麻布YellowやThe Roomでライブしてるのはたまに見てて、最初はサルサなんて興味なかったけど、スカパラやクレイジーケンバンド等と対バンしてるのとかも見て面白いバンドだなと。

※Yellow=Space Lab Yellowは西麻布に所在したMusic,Dance,Fassion,Culuture,に多大な影響を与えた日本を代表する伝説のクラブ。

ーーーーーそれは何年くらい前のお話ですか?

レオ:18年くらい前かな。20~21歳くらいの時。

ーーーーーそれがレオさんにとってのサルサ音楽との出会いだったんですか。

レオ:初めてサルサをプレイしたのは23歳くらいの時で、西麻布YellowでGENTAさん主催のラテンセッションか何かがあって、ベースの澤田さんがリハだけ出れないということで急きょ’リハトラ’を頼まれたのですが、当日いざコード譜面を渡されたらわからなすぎて本当に何にもできなくて…。
あまりに困ってたら隣にいたLuis Valleさん(キューバ出身日本で活躍するトランペッター)が、そーっと「こうやってベースライン弾け」って耳元でベースラインをトランペットで吹いてくれたのを覚えてます。

その日の本番で澤田さんご本人が弾いてたベースが本当に素晴らしくて、一気にベーシストとしてサルサに興味を持ちました。
そこからしばらくしてCENTRALのベーシストの方が抜けるって話があって、Hiderowさんに誘ってもらってCENTRALでプレイするようになりました。

※Hiderow氏=西岡ヒデロー氏 メジャーシーンからアンダーグラウンドシーンまで幅広く活躍する日本のパーカッションニスト

初めはサポートメンバー的な感じで何年か関わって、正式メンバーになったのはその3,4年後です。

ーーーーーなぜベースを弾くようになったんですか。その頃はどんな音楽を聴いていたんですか。

レオ:小さい頃はいわゆる普通のロック少年でした。
小学校ではトランペットをやってたんですけど、中学でバンドを組むという話になってドラムとギターを同時に始めました。で、大学の頃に曲とか作るようになって、両方の要素を併せ持つベースに辿り着いた感じです。
ちなみに、はじめはサンバとかブラジル音楽は嫌いでした。

ーーーーー意外!!・・・なぜ?

レオ:日本に来た時は日本語がしゃべれなかったというのもあるとは思うんですけど、その頃はブラジル生まれというだけでからかわれたりいじめられたりしてたので。
当時はまだJリーグもなくて、ブラジルという国の認知度がなくて(笑)
幼少期はブラジルと名のつくものは全否定してたような思い出があります。

ちなみにベースを始めた頃はレッチリとかジャミロクワイとか、ファンキーな要素もあるロックが好きでした。

ーーーーーロックバンドから、今のような音楽活動に変化したのはどんな経緯で?

レオ:その頃いわゆる普通のライブハウスでライブしたりしてたんですけど、ノルマ払って自分達とは音楽性もだいぶ違うビジュアル系のバンドとかと対バンさせられたりするのに疑問を感じてしまって…
おのずとクラブとかカフェとかでライブするほうが面白くなってきちゃって。

ーーーーーちなみにどこあたりのクラブ?

レオ:TheRoom、 Yellowとかで演奏していました。

※渋谷、西麻布にあったクラブ。現在では渋谷TheRoomのみ営業中。

そこでひょんなきっかけで当時GentaさんがリーダーをしてたJIVE JAMBOREE(ジャイブジャンボリー)ってバンドのリハーサルに参加させてもらえることになって。
そのバンドはまさにごった煮な感じで色んなパーカッションニストがいて、最初にリハに行ったら既にベーシストもいたから、見よう見まねでパーカッションを始めたのがパーカッションを始めるきっかけでした。

※GENTA=江川ゲンタ氏 日本を代表するドラム&パーカッションニスト。クラブシーンにパーカッション&ライブを持ち込んだカリスマ的存在。

ーーーーー大好きでした。JIVE JAMBOREE!!!Yellowのイベントも遊びに行ってました。 レオさんにとってSalsa音楽はどこか魅力的?

レオ:基本的にダンスミュージック全部好きなんですけど、やっぱり自分がベーシストだからか、ドラムよりもベースが根幹にいる音楽が好きで、アフロビートとかもそうなんですけど。
個人的にはダンスミュージックやるならベースでしょ!!とか思ってたりもします笑

SALSA音楽の場合、聴きどころいっぱいあるけど、例えばホーンが好きとか、もちろん歌が好きな人もいれば、スリーパーカッションが好きな人もいるし…。
ただ、僕的にはやっぱりベースが聴きどころだと思ってますけど。

ーーーーー?好きなサルサミュージシャンを教えてください。

レオ:ここにいらっしゃいます。大儀見さん!!

《いつの間にか大儀見元さん登場》(以下→大儀見)

大儀見元氏と南條レオ氏

大儀見:アップルパイ!!食べたい!(美味しそうなデザートをほうばる)

※大儀見元=日本ラテン音楽シーンでなくてはならない絶対的なカリスマ的存在。国内外で活躍をする日本が誇るパーカッションニスト

レオ:大儀見さんといえば”CENTRAL”のライブに飛び入りしてくれた時のことがとても印象的でした。

その時のことはよく覚えてるのですが、大儀見さんが曲中に飛び入りしてくれてティンバレスソロで一盛り上がりしたと思ったら今度はコンガに移動してさらにもう一盛り上がりしたんですね。
でも実はその曲はソロ終わりにブレイクがあって次の展開にいくことになってて。

当然大儀見さんはそんなことを知るはずもなく…笑

大儀見さんどこまでソロやるんだろうって思ってたら、次の瞬間頭を思いっきり後ろに倒してブリッジする感じでのけぞって「終わりーー!」って叫んだんです。
あれはすごかった(笑)

その時、俺大儀見さんの真後ろでベース弾いてたんだけど、あの時の大儀見さんの上下逆さまの鬼の形相は忘れられません(笑)
いやー大儀見さんのパーカッション、いつ見てもソロ中一回はブッ飛ばされますよ。

後は、ベーシストだと澤田さんとか渋谷さんとかが好きですね♪

※澤田浩史:日本のトップミュージシャン達に愛され国内外多岐に渡る活躍で知られる。大儀見元率いる”Salsa Swing Goza”のメンバーとしても活躍している日本が誇るベーシスト。

※渋谷和利:国内アーティストのサポートメンバーとして幅広く活躍。ニューヨークやキューバへ渡りラテンベースを研鑽したのち《Oruquesta DEL SOL》《Oruquesta De La Luz》ラテンベーシストとして活躍。

ーーーーー普段どんな音楽聞いてるんですか?

レオ:最近は今週末に’Saigenji’というアーティストでサンバのイベントに出演するので、サンバをよく聞いてます。特にフレーヴォ(Frevo)っていうリズムがあって、それをよく聞いてます。

※19世紀末にブラジル北東部ペルナンブーコ州レシーフェのカーニバルでブラジルの軍隊が行進したマーチ音楽を起源に持つスタイル。

ーーーーー先ほど「ブラジルの音楽すべてを受け付けられないって時期があった」というお話でしたが、どういう心境の変化があったのですか?

レオ:大学生の頃”バルバッコア”という表参道のブラジル料理屋さんで4年間シュラスコ(ブラジル版BBQ)の肉を切ってサーブするバイトをしてたんです。
※バルバッコアhttp://barbacoa.jp

そのお店に入った時は本当にポルトガル語も全くしゃべれなかったのですが、やはりブラジル人達と仕事するうちにポル語も思い出したり、自分のアイデンティティーとしてブラジルというものを感じるようになって。
ちょうどその頃ブラジル音楽の要素の入ったハウスとか聞くようになってたんですけど、その延長でクラブ音楽としてのサルサとかアフロビートとかも好きになっていった感じです。

ーーーーー再度、ブラジル音楽と違う形で出会ったのですね。

クラブミュージックが好きな方へ、サルサでおすすめなアーティストまたは音楽を教えてもらえますか。

レオ:ラテンハウスとか?
僕もそうだけど、Master at workのNuyorican Soul(ニューヨリカン・ソウル)とかから入っている人は多いんじゃないかな?

あ、あと、普通にジャズとかクラブ音楽とか好きな人だったら、LUISITO QUINTERO(ルイシート・キンテーロ)!!

あの人のソロアルバムよく聞いてたなー。

大儀見:Luisito Quintero 素晴らしいですよ。何でもできるんです。ティンバレスもコンガもなんでもできる。

レオ:なんかね、良い意味でごった煮なの。ラテンの打楽器奏者のソロアルバムなんだけど、アフロビートの曲があったり、ブラジル系の音楽があったり、そういう要素が見事に調和してて。

luisito quintero percussion madnessluisito quintero percussion madness大儀見:あれプロデューサー誰なんだろうね?あれプロデューサーがいいんですよ。絶対。

ーーーーー今のお話からいくとレオさんの音楽性ととても合う感じですね。

レオ:そうかもしれない。Percussion Madness っていうアルバムなんだけど。

ーーーーーパーカッションマットレス??

大儀見:いやいやパーカッションマッドネス。。
マッドネスです(笑)
しばらく談笑・・・・・

レオ:大儀見さん” Carabali”(カラバリ)っていうグループ知ってます?

大儀見:”Carabali”いいですね!!めちゃくちゃいいですね。
カラバリはね、ヴィブラフォンセプテート編成なんですよ。
女性のヴィブラフォン奏者、なんていうかちょっと時代を逆行する感じだったんですよね。
Joe Cubaとかめちゃくちゃ流行ったやつを、まあその当時のニューヨークの(80年代後半から)わりとなよっとしたサルサバンドが多い中で、その時代のサルサの雰囲気をいれつつ、リズム隊がガチな感じで、たぶんピアニストが首謀者なんだと思うのですが、Oscar Hernandez (オスカルエルナンデス)という。

carabalicarabaliレオ:めちゃくちゃいいんですよ。大好き。

大儀見:たぶんコンガの人とピアノの人が結託してつくったバンドだと思うんですよね?
2枚だっけ?(アルバム)

レオ:そんなにないですよね。なんでですかね?

大儀見:ビブラフォンが流行らなかったんじゃないかな?

レオ:実はCENTRALでも最近一曲カバーしてて、たぶん今回(3/3)もやると思います。 Carabaliの”Was I Surprised”

 

※Carabali=ヴィブラフォンセプテート=ヴィブラフォン奏者のいる7人編成のバンド。コンガ奏者のRaul “Primo” Alomarというが人が率いるグループ。ピアノのOscar Hernandezがアルバムアレンジも担当

※Joe Cuba=プエルト・リコ出身の偉大なコンガ奏者 60年代のNYのサルサ音楽シーンを支えた人物
参考:https://www.youtube.com/watch?v=UN5HtaJJ8_E

ーーーーーそれは楽しみですねーーー!!CENTRALはどんなサルサ音楽を目指しているバンドなんですか?

レオ:みんなはね、結成当初はCUBAというよりは、”Fania”とか、古き良きNew York Salsaの感じというか、そういうのが好きな人たちが集まって始めたんだと思う。

ーーーーーでも何かCENTRALの音楽は、Salsaだけの要素ではない自由な感じがあるように思うのですが。

レオ:そうそう!どちらかというと、音楽始めた時からSalsa音楽しかやってません、っていう生粋のラテンミュージシャンという感じではなくて、元々ファンクとかソウルとかジャズとか好きなミュージシャンの集まりなので必然的に自由な感じになっちゃうんですよね。

実はもともといわゆる’渋谷系’界隈の人たちが多かったりするのも影響してるのかな笑
そうそう、ここ数年は日本語にも挑戦してます。

ーーーーー日本語!?

レオ:これが良いんですよー。
年長の首藤さんが作る曲とか、最初はフォークソング?とか思うんだけど気がつくとサルサになってたりして笑

元々濃い~メンツが集まってるってのもあるとは思うのですが、最近はますます個々の味が出てきて自由度の高いサルサバンドになってる気はします。

ーーーーーそれは、ますます楽しみですね!!今回Joseに遊びにきてくださるお客様は、サルサ・ラテン音楽を普段はあまり聞かないという方もいっぱいいるかと。クラブ・ダンスミュージック、危険な匂いの楽しい音楽好きっていう人とか、本当にいろいろだと思うのですが、CENTRALのようないろんな場で活躍されていながら、みんなでサルサしてます!!っていうバンドは、とっても興味深いですね。共感される方もいっぱいいるのではないでしょうか。みんな喜んでくれると確信してます!!!あーますます楽しみです3月3日当日もよろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました!!

インタビュー:南絛レオ
ゲスト:大儀見 元
インタビュアー:ダーリン.saeko
企画 UWSTO

⭐️南條レオ(Leo Nanjo) / Bass , Percussion&Drum , Composer
南條レオ南條レオ

1977.11.01 ブラジル サンパウロ出身。
ベースとパーカッションを中心に様々な楽器を操るマルチミュージシャン。
アフロビートバンド「KINGDOM☆AFROCKS」やサルサバンド「CENTRAL」に在籍しフロアを沸かせ続ける一方で、一十三十一、Pushim、Rickie-G、Saigenji等、様々なシーンで活躍するアーティスト達との共演、楽曲提供など活動は多岐にわたる。
最近ではTony AllenやJoe Bataanなど海外のアーティストの来日公演でベースを担当し、更に活躍の幅を広げている。

 

 

 

 

 

 

⭐️CENTRAL
central
70年代のニューヨーク・サルサに魅了され1999年に東京にて結成。
往年のFANIAレーベルのカバー曲等をひっさげて都内クラブ・ライブハウスで大暴れし、サルサ・シーンのみならずスカ、ロック、パンク、クラブ系などあらゆるシーンで話題を巻き起こす。
2001年に1stミニアルバム『para ti』発売。
2003年には全曲オリジナル曲のフルアルバム『YO NO SOY SALSERO』を発売。日本のサルサシーンに新しい風を吹き込んだ。
2007年4月より自身のイベント『Kind of LOVE』を立ち上げ、2008年には同名のフルアルバムを自主レーベルよりリリース。
その後もマイペースに活動を続け、2012年には女性シンガーCOMA-CHIとのコラボ曲「Mama used to say feat.CENTRAL」をリリース。
ここ数年は個々の活動も増える中、結成18周年目となる2017年も精力的に活動中!

– Webサイト –
http://el-central.com/

José(Japon Organico Salsa Erotica)~Salsaの日~vol.2 Entrevista #1 南條レオ(CENTRAL)